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「文士厨房に入る」 ジュリアンバーンズ みすず書房   

2011年 03月 28日

こんにちは。dannaです。みなさん料理好きですよね?
もちろん僕は大好きです。好きだからこんなブログをやっています。美味しいお店に美味しいものを食べにゆくのが好きだし、料理をすることも大好き。そして料理のことを書いてある本も好きです。


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その中で一番「好きなこと」はやはり「美味しいものを食べる」ことなんですが、一番「楽しんでいること」は料理を作ることかもしれません。有名店のあの味を再現したい!というものあるし、いままで経験したことない組み合わせを試してみたい!とかもあります。買うものだと思っていたシメ鯖や、ソーセージや、ハムや塩辛が思った以上に美味しく作れたとき、あれ?僕ってすごい?と勘違いしたくなります。レストランでメニューを前に20分も悩むのも良いけど週末うちにくる友人の為にその週ずっと献立を考えてたりするのも楽しい。

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 今回ご紹介するのは「文士、厨房に入る」(原題 The Pedent in the Kichen)。僕と同じように(?)本職でもないのに料理をすることにハマってしまった男性。しかもイギリスを代表する現代作家が、そのシニカルぶりを存分に発揮しつつ「大工仕事のごとき」料理に取り組む姿を自ら描いた笑えるエッセーです。
 作者のジュリアン・バーンズ(Julian Barnes)は「フロベールの鸚鵡」「10と1/2章でかかれた世界の歴史」などで著名なイギリスの作家です。どちらも学生時代にカッコつけて読んだ気がしますが、対象物を複数の局面から描く手法は自由でシニカルで、立ち位置を固定せずに対象を描きだします。作家になる前は「オックスフォード英語辞典の編集者」ときけばおおそうかと感じるかもしれません。(もってまわった話し方が嫌いじゃないなら両作品ともお勧めです。たしか白水書房)


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 そんなジュリアンバーンズがハマってしまった趣味が「料理をすること」(本書によれば)「およそ豊かとはいえぬイギリスの食文化、外食文化のなかで、週末に友人を自宅に招き、そこそこ美味しく恥をかかぬ滋養たる食事を出すために、レシピの本を読みあさり、食材をそろえ、調理道具も万全なのになぜかうまくいかない(笑)困惑といらだちを描いています。なぜ料理のレシピは読むだけで再現できないような書き方なのか?タマネギには大中小しかないようだがそれぞれ何グラムのことなのか?料理をする自分が信じられないから本に頼るのに、その本がはっきりしない態度をとるのは何か僕に恨みでもあるのか??などと大作家でも思い通りにならない「料理をすること」への思いいれと愛情をたっぷり楽しめます。日本の作家で食通の方はたくさんいますが、自分が料理すること(と失敗することも)をこんなに赤裸々に描いた方は知りません。料理をすることが好きな(素人)方ならきっと笑い飛ばしながら料理への深い愛情に感動しちゃうと思います。

 珍しく本の紹介なんてしてみましたが、そんなわけで僕も「料理をすることが大好き」「料理の本を読むのが大好き」な素人のひとりです。
これからしばらくは僕の好きな「料理のレシピ本」でも紹介してみようかな、と思います。
 
 適当にお付き合いくださいね。

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by t0k0san | 2011-03-28 08:18 | その他

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