すっぽん 北村(きたむら)
2008年 10月 30日
今回伺ったのは滋賀県大津の側、膳所にある「北村(きたむら)」さんです。3ヶ月も前から計画しメンバーを集っていよいよ決行です。なにせこのお店は一日一組8名以上のみ、スッポンのためだけに滋賀県まで行っても良いという「食べ物大好き」をあつめなければいけませんでした。結果はなんと13名!の団体でわらわらとたどり着きました。
これが天然スッポン!大きいです!スッポン料理は養殖物がほとんどでしかも1,2年モノ。こちらは天然で4,5年モノのみ。3回りくらい大きいんじゃないでしょうか。今回はこれが4匹分。
古い民家の昔からの土間のような厨房でスッポンを捌きます。みるみるうちに色鮮やかな食材に。どうもうなスッポンと捌く行為の迫力に最初は圧倒されますが、やがて関心はその手際の良さに移ってゆきます。心臓や胆嚢はこの場で生のままいただきます。
いよいよ食事開始。最初は生レバーを塩で合えたもの。一口目から悶絶。みんな揃って「日本酒ください」
捌きたてのお刺身。きれいな色ですね。
白子。この時期は小さいそうです。初めてです。魚のものよりねっとりしない。珍味美味。
足の肉。いろに違いがありますね。赤のほうが柔らかく前足、ピンクのほうが歯ごたえがあって後ろ足。前足のほうが良く動かすのに柔らかいんです。これがすごい。これが良いスッポンだからなのか、かつ天然でかつ捌きたてだからなのか。舌に張り付いてくるような食感。一切れ一切れは小さいのですが噛み締め噛み締め、純粋な肉の旨味をじっくり味わうことが出来ます。
さていよいよ鍋の開始です。男性でも一抱えもある巨大な丸なべ。透き通ったシンプルなスープです。
解体ショーからはじまって刺身で感動し、みなさんとってもテンションが上がった状態です。そうですよね。わざわざこのためだけに来たんですもんね。そしてこんなスッポン初めてですもんね。
というわけで続きます。
by t0k0san | 2008-10-30 03:03 | グルメ 和食