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祇園 ささ木   

2009年 11月 13日

先月は贅沢月間でした。 なんと!予約の取れないお店「祇園 ささ木」さんに2度も行ける機会に恵まれたんです

同じ月だとお料理がかぶるのは仕方がないなと、思いながら、それでも日が変われば味も変わると、それはそれで楽しみに伺いましたが、さすがにささ木さん!ほとんど変えてくださいました。
とは言うものの、お造りのパフォーマンスは同じですので、今回は特に印象に残ったお料理をご紹介しますね♪

まずはこれ。
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いきなり、お料理ではなくて申し訳ないのですが、すっごく美しいお椀でしょう? ささ木さんはいつでも最高の器、特に日本料理花形の「椀」には素晴らしい器を使われているのですが、こんなに美しいのは初めてです。
蓋をあけて、「わぁ!!」と声を上げたのは、料理を見てじゃなく、蓋の裏のこの蒔絵を見てですもん☆
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もちろん、お味が◎なのは言わずもがな、ですけど。ミシュラン以来お疲れ気味だった佐々木さんも、この日は元気を取り戻されたのか、まろやかな優しいお味の椀でした。 それにこの器が加わって 目で食すとは良く言ったものですね。 塗りのしっかり仕事された木地は手に優しく吸いつくようだし、蒔絵の深みと立体感のある美しさは、心が満たされていくようでした。 日本料理独自の世界にどっぷり浸る一品でした。





さてさて、そんな感動の後に見せていただいたのは、こちら。
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お化け松茸?? なにこれ? どう料理するの? などとカウンターのあちこちから声が上がるのに、佐々木さんは含み笑いをするのみ・・・^^
その後、松茸はいったん引っ込んで、ほんと、どうするんだろう?と思いながらも、出されるお料理を頂いていると、カウンターの目の前にある窯に入れる為にこんな物が運ばれてきました。




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まさか、まさか! 松茸の塩釜??!!















答えはこれ。
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牛タンの塩釜焼きでした。なーんだ。でしたか? でもこれが最高においしいのです。歯ごたえを感じるけど、柔らかい。むしろこの少し残った硬さは、噛む楽しさを感じるための物のようです。ただ、軟らかいだけものよりも数倍楽しめるし、美味しい♪
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この牛タンと、その前に出たフカヒレの煮込み(これは前回とおなじです。 御参考にどうぞ♪)に合わせた、ささ木ではめずらしい紹興酒。 とろりとした口当たりと芳醇な香りは二つのお料理にぴったりでした。
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では、今日はこの辺で。

とは、言いません(笑) 「お化け松茸」が気になりませんか??

答えは・・・
    







                 「土瓶蒸し」






少しがっかり? そういう私もなーんだ。って思っちゃいました。
こんなに大きいと、香りはやっぱり弱いです☆  だから、土瓶蒸しかしら?



だけど、見て楽しんで、想像して楽しんで、松茸でがっかりした分はその他のお料理で美味しく食べて♪と、エンターテイナー 佐々木はこの日も健在でした^^。

人間は感情のふり幅を大きく揺らされると、惹き付けられてしまうんですって☆ 緊張と緩和。期待と・・?とにかく、しっかり惹きつけられたのは確かです^^  楽しかった♪

by t0k0san | 2009-11-13 10:27 | グルメ 和食

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